自律訓練法の資格

自律訓練法にはいくつかの資格があります。ただし、国家資格ではなく、団体が行う教育と実習を受けて発行されている資格となります。

ですが、
自律訓練法の資格を取得されたい方は大変多くいらっしゃるものの、実は資格はハードルの高いもので「医師免許取得者および臨床経験期間」などとなっています。

しかし、実生活の中で自律訓練法の資格を検討されている方の多くは、自律訓練法を自らが実感した結果から人生の好転があり、その効果の素晴らしさを伝えることに使命感を持った方だと思います。ご自身の経験が他の人の助けになればと考えておられる方が多いのではないでしょうか?
そういった方々が「困っている人の力になるため」には、学んできた結果が伝わる資格が信用につながります。

それでは順を追って、自律訓練法の資格について全体像を把握しておきまましょう↓
全体像を把握しておくことは、あなたが何らかの資格を取得しても、カウンセリングを受ける方へどのようなポジション(資格)でお話しをしているか説明することができます。

自律訓練法の国家資格

自律訓練法は厚生労働省のe-ヘルスネット(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト)でも紹介されているように、「疲労回復やストレスをやわらげるなどの効果」や、「広く心身症、神経症、ストレス解消、精神統一などに効果があります。」とされています。
しかしながら、自律訓練法の国家資格としては現在(2023/08/01時点)では、その資格は存在していません。(現在の自律訓練法を必要とされている時勢からしますと、まだ国が追いついていない状況です。)

そこで、注目を浴びているのが下記の資格です。

自律訓練法認定士・認定医

日本自立訓練学会が認定する資格であり、認定されるために下記の条件が必要となっています。

  1. 正会員歴3年以上(準会員は5年以上)
  2. 学会認定の基礎講習会受講者(修了証のコピー)
  3. 提出書類の内容に不備がないこと
  4. 研究業績の評価(以下の項目全てを満たすこと)

さらに、

  • 本学会における発表(共同発表も可)が2回以上あること
  • 本学会誌への論文(共著も可)が1編以上、ないし関連学会誌へのATに関する論文(本委員会が同等の業績と判断するもの)(共著も可)が1編以上あること、もしくは基礎講習会、アドバンスト研修会等、本学会主催または認定の講習会を3回以上受講した者(修了証のコピー)
  • 本学会の大会参加、3回以上(参加証のコピー)

自律訓練法専門指導士・専門指導医

こちらも日本自立訓練学会が認定する資格であり、前述の「自律訓練法認定士・認定医」の上位資格に位置づけられます。

  1. 基礎指導資格を取得後に、一定期間のAT実践・治療歴を有すること
  2. 学会認定の専門・臨床指導研修会受講者(修了証のコピー)、もしくは教職や医療職等の現場の指導者としてATに関する教育・研修の指導を3年以上有し、本委員会が同等のものと判断する者
  3. 提出書類の内容に不備がないこと
  4. 研究業績の評価(以下の項目全てを満たすこと)
  • 本学会における発表(共同発表も可)が4回以上あること
  • 本学会誌への論文(共著も可)が3編以上、ないし関連学会誌へのATに関する論文(本委員会が同等の業績と判断するもの)(共著も可)が3編以上あること、もしくは基礎講習会、アドバンスト講習会等、本学会が主催または認定する講習会や研修会において、講師としてのAT指導者養成実績が3回以上あり、本委員会が同等の業績と判断するもの。なお基礎講習会のインターンは,2回の経験を1回のAT指導者養成実績と換算する。
  • 本学会における発表(共同発表も可)が4回以上あること
  • 本学会誌への論文(共著も可)が3編以上、ないし関連学会誌へのATに関する論文(本委員会が同等の業績と判断するもの)(共著も可)が3編以上あること、もしくは基礎講習会、アドバンスト講習会等、本学会が主催または認定する講習会や研修会において、講師としてのAT指導者養成実績が3回以上あり、本委員会が同等の業績と判断するもの。なお基礎講習会のインターンは,2回の経験を1回のAT指導者養成実績と換算する。
  1. 筆記試験(5例以上のケース・レポート提出)と面接試験に合格すること

自律訓練法カウンセリング講座

セルグケアコンサルタント養成講座

セルフケアコンサルタント2級講座

セルフケアコンサルタント1級講座

以下にそれぞれの資格の種類と適している人物像を説明します。

自律訓練法インストラクター資格:
自律訓練法インストラクター資格は、自律訓練法を他の人々に教えるための資格です。この資格を持つ人は、自律訓練法の基本的なテクニックや指導方法を熟知している必要があります。また、教育や指導の経験が豊富で、他者をサポートし、理解しやすいコミュニケーションが得意な人が適しています。

自律訓練法コーチ資格:
自律訓練法コーチ資格は、個別のクライアントやグループに対して自律訓練法の指導やコーチングを行うための資格です。コーチはクライアントの目標を理解し、彼らが自律訓練法をどのように活用できるかをサポートします。この資格には、優れたコミュニケーションスキルと共感力が求められます。

自律訓練法トレーナー資格:
自律訓練法トレーナー資格は、他のインストラクターやコーチを育成し、自律訓練法を広めるための資格です。トレーナーは高度な自律訓練法の知識と経験を持ち、指導スキルに優れています。また、リーダーシップ能力や教育的なバックグラウンドが重要です。

これらの資格を取得するには、自律訓練法の基礎から応用までのトレーニングを受ける必要があります。さらに、自分自身が自律訓練法を実践し、効果を体験することが重要です。また、人々との関わりや指導経験を積むことで、資格取得に役立ちます。

自律訓練法は心身の健康とストレス管理に役立つ方法です。資格を取得したいと考えている方は、自己成長や他者を支援することに興味があり、コミュニケーションスキルや教育的なスキルを持っていることが適している人物像と言えます。また、粘り強さや継続的な学びを大切にする姿勢も資格取得には必要です。

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